本を読めばいいじゃないか。

おもしろい本しか読みたくないんだ。

神様に一番近い動物 ~人生を変える7つの物語~

著者・水野敬也

 

神様に一番近い動物 ?人生を変える7つの物語?

神様に一番近い動物 ?人生を変える7つの物語?

 

 内容紹介

7つの面白さが味わえる新感覚エンターテインメント!
どの物語にも、あなたの人生観を大きく揺さぶる一文が、きっと見つかります。
 
三匹の子ぶたなう
三匹の子ぶたの元に現れたオオカミは、童話「三匹の子ぶた」を携えていて

お金持ちのすすめ
軽い気持ちで女の子にあげた1万円札が、怒りの形相で戻ってきて

宇宙五輪
地球を守るため、人間と動物が協力して宇宙のオリンピックに挑む

役立たずのスター
売れないミュージシャンが流れ星に願い事をすると、その星が部屋にやってきて

スパイダー刑事
クヌギの木のヌシのカブトムシが何者かの手によって殺害された。この事件解決を任されたのは伝説の刑事だった

愛沢
シャッター商店街で大繁盛する「蕎麦愛沢」。しかし、この店長にはある秘密があった
 
神様に一番近い動物
牧場で平和な生活を送っていた子牛の耳元でネズミがささやいた。「お前はこれから革ジャンになるんだよ」

 

感想

この本は今、現在の悩みそれからこれから起こりうる未来についての悩みを表しているのだとボク思う。

 

三匹の子ぶたなうでは昔とは働き方が変わるときが来た。ということを伝えたいのだ、とボクは思う。

一昔前だったら、社会に出てから定年まで仕事をして年金をもらって暮らしていくことができたのかもしれないが、今は違う。

労働賃金も安くなり、定年も60歳から65歳とどんどん伸びていく。年金をもらえるかどうかもわからないし、貯金をしていても将来暮らせるまで貯めれるかどうかもわからない。

今はそんな世の中だ。これからの時代、会社に属して稼ぐのもいいと思うが、個人で稼いでいくことも視野に入れているべきではないのかな。そんなことを伝えてるのだと思う。

 

お金持ちのすすめでは、仕事に対する考え方、お金の愛され方などを述べているんだと思うよ。

文中にも、「そもそも仕事とは他人のためになることをしてその対価としてお金をもらうこと」「『仕事』=『他人の欲求を満たすこと』」そういう風に書かれている。

今、現在そのような考え方をしている人はとても少ない。みんながそういう考え方をしていれば、世の中に不満をもって仕事をしている人はいなくなるし、より豊かに生きているだろうから。

それに作者は現在の貧富の差を福沢諭吉さんの学問のすゝめから引用した言葉で表している。

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。」

という言葉は知っている人が多いけどこの後の言葉がとても重要。

「されども今広くこの人間世界を見渡すに、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様、雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや」

「賢人と愚人との違いは学ぶと学ばざることによりて、できるものなり

この言葉に示した通りなのだとボクは思うよ。

 

宇宙五輪では、共存共栄、分かりあえる大切さについて教えてくれた。

 

役立たずのスターでは、どれだけ不遇な境遇にいても人は輝くことができるし、夢を叶えることもできるということを伝えているんじゃないかな。

君は蓮の花って知ってるかい?

蓮の花って泥の中であろうと汚れた水の中であろうと水面にはきれいな花を咲かせるんだよ。

だからね。辛いこともあるかもしれないし、泣きたいこともあるかもしれない、それでも自分を信じて行こう。ってことをボクはこの物語から教えられた。

 

スパイダー刑事は・・・普通におもしろかった。

 

愛沢では近未来で起こりうることが書いてあった。これを知ってどう自分で対処していくのかを教えてくれたよ。

 

神様に一番近い動物では、命の尊さ、感謝の大切さ、生きていることのありがたみを伝えたかったんじゃないかな。

ボク達は当たり前のように、生きてるけど、一人では生きていけないよね。

何気なく食べてる肉だって牛、豚、鳥をあたりまえのように殺して食べてる。それに育てる人がいなければ食べることもできない。普段の生活だってそう。電気、ガス、水道、などのライフラインも一人では動かせないし、交通機関も使えない。仕事もお客さんがいなければ、成り立たない。でも、ボクらは当たり前のように何もかも使っている。

感謝の気持ちが足りてないんだよ。昔は物資が少なく豊かではなかったから感謝があふれていたけど、今はなんでも手に入る豊かな世の中になってる。そのことで感謝がおざなりになっているとボクは思う。

だから、本のタイトルに持ってくるほど、感謝の大切さを教えたかったんじゃないのかな。

 

本当にこの7つの物語はとても大切なことを思い出させてくれる本だった。感謝を忘れずに生きていこうという大切なことを学んだ一冊だった。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。